Cook a Life

人生をさまざま料理してゆく。

メイクアップアーティストAKIRAに「メイクじゃどうにもならないから整形しろ」って言われて本当に整形した話。④

 

こんな経緯で二重にして

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こんなよかったことがあったよって綴ったのが、前回までの話。

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数え上げればたくさんのよかったことがある中で、最大のギフトはこれでした。

 

⑤なにより自分がハッピー

ほんと、これに尽きる。

長らく自分の目にコンプレックスがあって、どうにかならないかなと思ってたんです。
10年ほど前、「二重にするくらいで人生変わるなら、やる?」というパッチリ二重の母親からの打診で、当時出たばかりくらいの埋没法一点止めをやったんですが、瞼が厚すぎて4日で取れる始末。
やり直してもらっても、うすーーーーく線が入ったくらいで、調子がいいと奥二重、程度の出来。納得いくわけもない。

人は見た目じゃないよ、中身を磨こう、なんて言われもするし、自分に言い聞かせるようにもしたけど、
私はどうしても顔を褒められたかったし、可愛いね、美人だねって言われたかった。

 

プライドエベレスト、性格ナルシストなもんで、顔をdisられるのがとにかく嫌。
分かってるよ可愛くないことくらい、でも嫌なんだよ私は可愛いって言われたい!!!
役者時代、ブサイク役を振られることが嫌で嫌で仕方なかった。生き残る道はそこしかないとわかっていたけど、それでも嫌なもんは嫌。

 

この、とにかく「嫌だ」って気持ちを長年我慢したり見て見ぬ振りをして
唇厚いから目は一重くらいの方がいいよねとか、笑顔でいればいいよねとか、これでも彼氏いるしねとか、他人の目とか関係ないよねとか、取って付けたような言葉で自分の本音を誤魔化し続けてたんだよね。

 

「お前、可愛いねって言われたいんだろ!?」

って神様にドロップキックされた感じかな、AKIRAの暴言は。
ガツンと目が覚めた。

 

お前どんだけ褒められたいんだよ!っていうかどんだけ自分のこと可愛いと思ってたんだよ!って感じで笑っちゃうけど、欲に健全も不健全もないんだなって。
可愛いって言われたいんだもんしょうがない!!!

 

で、いざ二重にしたら、ナルシシズムとはまたちょっと違う感じの、健全な自己肯定感が芽生えたような感覚。
今は自分の顔が好きって言える。前も決して嫌いではなかった(と思うんだ)けど、今はちゃんと好きって言える。
笑顔が増えた自覚もある。


長年のコンプレックスは、ただただ「二重にしただけ」で解消された。

 

その健全な自己肯定感が多分、雰囲気とかオーラになって外に滲むから、結果として可愛いねってよく言われるようになったんだと、思います。
いや二重パワー強いけど。

 

単なる自己満足です、この手術は。

 

二重にしたら可愛いって言われる保証があったのかと言われれば当然ノーだし
前の方がバランス的によかったって言われるかもしれなかったし
何の恩恵もないかもしれなかった。

腫れが引く過程で、これやらない方がよかったんじゃないか?と思うときもあった。
満足いく形に仕上がらないんじゃないか?って不安にもなった。
(脂肪を取るから、取る前になんとなく二重のライン作ってシミュレーションしたところで出来は変わる)

結果、出来にとても満足しているし、自分で「可愛くなったなあ❤︎」って思えるし、
渇望してた賞賛の言葉ももらえた。

 

もらって初めて分かったこと。
それは、「心底欲しかったんだな」ってこと。

可愛いって言われたから何になるの?と訊かれたら
「何にもならないかもしれないけど、ただ言われたかっただけだから別に」としか答えられない。
手に入れたら「案外こんなもんかい」ってなるのかな…と思ったりもしたけど、予想に反していつまでも嬉しい。


ほんとに、ただただ、そう言われたかった。

内面とかスタイルじゃなくて、とにかく顔を褒められたかった。

それをこんなに望んでたなんて、手に入って初めて分かったよ。

 

こんなに欲してたものが、たかだかプチ整形くらいで手に入るならもっとさっさとやればよかったな!と思ったけど

AKIRAとの遭遇、そして暴言事故後の前向き対応は、きっとその当時の私だから出来たんだろうな。
前の私だったら被害者丸出しで喚き散らしてただろう。

縁もタイミング。全く不思議な巡り合わせ。


15万円支払って、二重まぶただけではなく本当にたくさんのものを手に入れました。
「自分の欲しいものはちゃんと自分にあげよう」と思えたこと、その大切さに気付けたことが、この先の人生を大きく変えることになると確信しています。
本当に欲してるかどうかって、手に入れてみないと分からない!
ゲットして初めて、「案外要らなかった」「超欲しかった!」って判別出来る。
負け惜しみや言い訳で欲に蓋をするよりは、手に入れるために最大限色んなことはした方がいいなと思いました。

その過程で気付くこともあるしね。


では、最後にオチというかなんというか。
私がなりたい理想の顔は、こちらの方々です。

 

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ダブル慧。なんつって。
はああああうつくしい。
ここまでイジりはしないし目以外やる気全くありませんが、来世はこんな感じの顔に生まれてこようと思っています。

 

…と、ここまでが1年前の記事の再掲です。あれから一年経って思うことは、また次の記事にでも。